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未完成の環状3号線をランニング【都道319号】 [変わりゆく東京]

環状3号線をランニングしました。と言っても、環状3号線は環状として完結していない道路で、「東京都道319号環状三号線」とも言われます。2022092300.jpg

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鶯谷駅周辺の「言問(こととい)通り」と「尾竹橋通り」の交差点からランニングスタート。すぐに、JR線を跨ぐ寛永寺陸橋を通ります。

1946年に東京都の戦災復興計画で計画決定された「東京都市計画道路幹線街路環状第3号線」は、未だ一部区間のみしか開通していません。

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「言問通り」のこの辺りは片側1車線。歩道も狭く、ちょっと走りづらい。

「言問通り」は隅田川にかかる言問橋から文京区本郷弥生交差点までの道路の通称。

少し走ると、台東区から文京区へ。環状3号線の文京区周辺は、事業化の目処は立っていません。計画ではこの通りからもう少し北側に計画されているようです。

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根津神社周辺も環状3号線の計画となっています。

先には小石川植物園もあります。名勝や重要文化財が点在し、坂も多くあることが事業化の障害になっているようです。

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しかし、春日通りと千川通りを結ぶ播磨坂だけは、環状3号線として幅40mの道路が完成しています。

通称「播磨坂さくら並木」と呼ばれています。前後の道路ができず、わずか460mの立派な道路がぽつんと取り残されています。

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公園のように整備された中央分離帯には、彫刻やベンチが配置された桜並木の遊歩道が設けられています。この遊歩道をランニング。

播磨坂のさくら並木

 この通りは、戦災復興事業における付近一帯の土地区画整理によって、都市計画道路環状三号線の一部として造られました。
 江戸時代、この辺りは松平播磨守の上屋敷でした。また、千川(小石川)が流れる低地一帯には、 「播磨田んぼ」が広がっていたことから、新しくできたこの坂を「播磨坂」と呼ぶようになりました。
 立派な桜並木(現在127本)は、 昭和35年「全区を花でうずめる運動」で植えられた若木(樹齢15 年)が育ったものです。 昭和47年にからは、毎年4月初めに「文京さくらまつり」が行われ、多くの人々に親しまれています。
 平成7年(1995)3月には、全体が「水と緑のある散歩道」として整備され、年間を通じて楽しめる新しい名所となりました。


環状3号線の計画は、播磨坂から小日向の住宅街を貫通し、服部坂から神田川の目白通りへ抜けることとなっています。

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計画では、目白通りに抜けるのはこの神田川に架かる古川橋あたりのようです。
 
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江戸川橋からは、新目白通りへとなり、鶴巻町交差点を曲がり、「東京都道319号環状三号線」へ。

神宮外苑の東側を通ることから「外苑東通り」と呼ばれています。

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外苑東通りの弁天町周辺。

環状第3号線のうち、新宿区榎町の弁天町交差点から新宿区原町の市谷柳町交差点までの約580mの区間は、2車線の道路を4車線に拡幅・改良工事中です。

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市谷柳町交差点に出されていた「道路工事のお知らせ」の看板。

「外苑東通り」ではなく「環状第3号線」の工事として表示されています。

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四谷消防署のある、四谷三丁目駅に到着。

まだ、先は青山一丁目交差点から六本木へと続きますが、ランニングはここで終了。

鶯谷駅から四谷三丁目駅まで、環状3号線が事業化されていない場所を中心に走りました。

ルートは大体下記のとおり


環状3号線も少しずつ進んでいますが、文京区周辺は事業化されるまで、まだ時間はかかりそうです。

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